「外食業」の特定技能評価試験スケジュール

今回は「外食業」の技能評価試験のスケジュールについてまとめました。
 
在留資格「特定技能(外食業)」を取得するためには、
外食業技能測定試験に合格しなればなりません。

また企業は自社で働いている留学生アルバイトの方の在留資格を特定技能に変更したい場合、この試験に合格させる必要があります。
 
特定技能(外食業)は農林水産省が管轄しております。(農林水産省のHPはこちら

最新の試験スケジュール

外食業分野での技能試験は「一般社団法人外国人食品産業技能評価機構(OTAFF)」が実施しています。(OTAFF HPはこちら
 
技能試験は国内・国外で開催されています。
 

国内試験


試験は年間3回行われます。
試験の申し込みを行う前に受験をする人はマイページを作成しなければいけません。
マイページの作成には約5日間かかりますので早めにマイページを作成することをオススメします。
こちらから作成できます。

また試験の申し込み期間は数日しかないため、こまめにOTAFFのホームページをご確認ください。


〇試験までのフロー 

・試験日程の詳細の公表     
     ↓
・一次募集受験申請期間   
     ↓
・一次募集受験料支払い期限 
     ↓
・二次募集受験申請期間   
     ↓
・二次募集受験料支払い期限 
     ↓
・受験票の発行       
     ↓ 
・試験
     ↓
・合格発表  


上記のスケジュールを約4ヶ月毎に行っております。
試験会場はほとんどの国内主要都市で行われます。 

国外試験


国外試験についてはプロメテリック社が運営実施を行っております。
(プロメテリック社のホームページはこちら

国外試験を受験する際もIDの作成が必要になります。
国内試験OTAFFのマイページとは異なりますのでご注意ください。
プロメテリックIDの作成はこちらから

○開催国について

・フィリピン
・インドネシア
・ベトナム
・タイ
・ミャンマー
・ネパール
・カンボジア
・モンゴル
・スリランカ

試験のスケジュールはこちらから確認できます。


日本語試験は「国際交流基金日本語基礎テスト又は日本語能力試験N4以上」に合格する必要があります。「国際交流基金日本語基礎テスト又は日本語能力試験N4以上」は、どの分野でも合格が必須になります。詳しい日程等についてはこちらの記事を参考にしてください。

試験概要


1.試験問題について
 
  試験言語:日本語   
  実施方法:CBT方式   
  受験資格:17歳以上(インドネシア国籍を有する者は18歳以上)

 
 
  学科試験と実技試験の二部構成となります。      
 
  全45問 70分         
 
  学科試験(30問)    
  試験内容は、衛生管理、飲食物調理及び接客全般に係る知識及び業務上必要と
  なる日本語能力を測定します。  
   
  ・衛生管理
   一般衛生管理に関する知識      
   HACCPに関する知識      
   食中毒に関する知識 など    (10問) 
     
  ・飲食物調理
   調理に関する知識      
   食材に関する知識      
   調理機器に関する知識 など   (10問) 
     
  ・接客全般
   接客サービスに関する知識      
   食の多様化に関する知識      
   クレーム対応に関する知識 など (10問)
 
  実技試験(15問)    
  図やイラスト等を用いた状況設定において正しい行動等を判断する判断試験及
  び所定の計算式を用いて必要となる作業の計画を立案する計画試験等により、
  業務上必要となる技能水準を測定します。
 
                  判断試験       計画立案        
  衛生管理             3問          2問     

  飲食物調理            3問          2問    

  接客全般             3問          2問
 
 
2.受験手数料
 
 
  国内試験:7,000円(税込み)


  国外試験:各国受験は異なります。こちらから確認できます。

       
 
3.合格基準
 
 
  問題の総得点の65%以上
 
 
 

学習用テキスト


試験対策用の学習用テキストが「一般社団法人日本フードサービス協会」から配布されています。(HPはこちら) 
 

試験免除対象

 
以下に掲げる方については、技能試験・日本語試験が免除になります。
 
〇「医療・福祉施設給食製造」の第2号技能実習を修了した方
 
 

さいごに


OTAFFのHPには、国内試験の合格率が開示してあります。

二度、三度と試験を受験している方もいるのでこのデータだけだと分析しにくいですが、採用の基準のヒントにしてみてはいかがでしょうか。

特定技能2号の試験については別の記事でご紹介します。

今までの技能実習制度になかった分野ですので外食分野の多くの企業が注目しています。ご不明点があればお気軽にご相談ください。

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